黄金比の計算方法|1.618の求め方と実務での使い方
黄金比の計算は ×1.618 か ÷1.618 のどちらかだけ覚えれば回ります。縦が100なら横は約162、横が1000ならメインカラムは約618px——Canvaの解説でも同じ考え方です。
「黄金比 計算方法」「1.618 黄金比」で検索する人は、理論より今のデザインの数値を出したいことが多いです。フィボナッチ数列の話は後回しにして、まず計算の手順から入ります。
黄金比の数値
黄金比(φ)は無理数で、小数は終わりません。実務では 1.618 か 1:1.618 で十分です。
φ = (1 + √5) / 2 ≒ 1.6180339887...
LISKULの記事では、二次方程式から導く方法やフィボナッチ数列(5と8なら8÷5=1.6)で近似する方法も紹介されています。デザインの現場では 1.618を掛ける・割る で事足ります。
計算の2パターン
パターンA:短い辺が分かっている → 長い辺を求める
長い辺 = 短い辺 × 1.618
例:カードの幅が 240px のとき、黄金比に近い高さは
240 × 1.618 ≒ 388.3px
パターンB:長い辺(または全体)が分かっている → 短い辺を求める
短い辺 = 長い辺 ÷ 1.618
例:コンテナ幅が 1000px のとき、メインとサイドを黄金比で分けるなら
メイン ≒ 1000 ÷ 1.618 ≒ 618px
サブ ≒ 1000 - 618 = 382px
Gojikaraの黄金比計算機でも、短辺1.000・長辺1.618・全体2.618、という関係が整理されています。
よくある計算例
| 基準 | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 縦 100mm | ×1.618 | 横 ≒ 161.8mm |
| 横 300px | ÷1.618 | 縦 ≒ 185.4px |
| 本文 16px | ×1.618 | 見出し ≒ 26px |
| 本文 16px | ×1.618² | 大見出し ≒ 42px |
フォントサイズは 16px → 26px → 42px のように、1.618倍を重ねるとタイポグラフィの階層が作りやすいです。Xerobitの英語記事でも、CSS変数で --phi: 1.618 を定義して calc() する例が紹介されています。
:root {
--phi: 1.618;
--font-base: 1rem;
--font-lg: calc(var(--font-base) * var(--phi));
--font-xl: calc(var(--font-base) * var(--phi) * var(--phi));
}
Webレイアウトへの当てはめ
2カラムレイアウトで「メインがやや広い」バランスにしたいとき、61.8% : 38.2% は黄金比の分割です(618:382 ≒ 1000pxの例と同じ)。
.layout {
display: grid;
grid-template-columns: 1.618fr 1fr;
gap: 2rem;
}
ヒーロー画像のクロップで「横1000pxなら縦は?」と聞かれたら 1000 ÷ 1.618 ≒ 618px と答えれば、黄金矩形に近い比率になります。
ツールで確認する
手計算でもよいですが、黄金比計算ツール に数値を入れると、大きい方・小さい方・合計が一度に出ます。デザインカンプの数値を入れて、CSSにそのまま転記する使い方が多いです。
黄金比を使うときの注意
- 1.618に縛られすぎない — 読みやすい行間やタップ領域の方が優先されることもあります。
- 8:5は近似 — フィボナッチの5:8(1.6)は黄金比の簡易版として使われます。
- 白銀比(√2)との使い分け — A4用紙は白銀比。和風レイアウトは 白銀比の記事 を参照。
デザインの「正解」ではなく、最初の案を出すためのレールとして使うのが現実的です。
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